京の地蔵盆・特設イベント

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2023年、今年こそ地蔵盆を開催したい

「京の地蔵盆・夏祭り請負人」実行委員

新型コロナウィルス感染症の影響により、「地蔵盆」だけでなく京都のほとんどの地域行事やお祭りはこの3年間、中止や縮小を余儀なくされました。

ようやく5月以降からの行動制限等が緩和されることになり、今年はいろんなイベントが復活していくであろうと期待しております。

特に京都の町内各地で行われていた伝統行事「地蔵盆」も今年こそは開催してもらいたいものです。

昨年の7月にはこれに少しでもお役に立てればの思いで私ども業者数社が中心となり「第1回地蔵盆・夏祭り相談会」をゼスト御池にて3日間開催いたしました。



この事業には我々の関係者だけでなく、京都市さまを含め多くの企業さまや団体さまの後援やご協賛、ご協力を頂くことができました。皆さま口を揃えて「良い企画だ、京都独自の伝統文化を守ってほしい」と言ってくださると共に快くご協力やご協賛をくださいました。

この期待にお応えするよう努力するつもりではありましたが、残念ながらこの6月下旬頃より新型コロナの増加傾向が続いて第7派が夏休みを直撃することとなり、各町内会さまの地蔵盆の開催意欲も下がり、残念ながら前回の来場者は少なくなってしまいました。

後の熊本玩具のお客様データによると、この年に地蔵盆を実施した町内会はコロナ前の30%未満にしかならなかったとのことです。

しかし、この相談会において京都人の気持ちを知ることができました。のべ300人の来場者中、70名程のアンケートを集計しました。







「第2回地蔵盆・夏祭り相談会」を開催します

昨年同様、「第2回 地蔵盆・夏祭り相談会」を今年は6月中旬に開催する予定です。

今年の目標は、地蔵盆で必要な物やその買い方を紹介するだけにとどまらず、実際に来場者が「楽しそう」「やりたい」「これならできる」とまで思ってもらえるような相談会にしていきたいと考えております。

準備する物や買い物といった地蔵盆に必要な「モノ」ではなく、「誰が?」「どうやって?」「何をすれば?」 「どこで?」という方法「コト」が多かったと思います。

この「コト」について町内会の皆さまと一緒になって考え、解決していける相談会にしたいと考えております。


①「誰が?」

町内会の少子高齢化に伴い、この地蔵盆を実施する担当者やこれに参加する子供たちの人数も減りつつあります。

このままでは、地域住民の親睦の機会や地域社会を健全に維持する機能の一部を担ってきたこの伝統行事が消滅しかねません。そこで、京都の大学に通っている大学生たちの力を借りれないものかと考えました。

私は仕事柄、いろんな場所で学生たちと接する機会があります。その学生たちに「地蔵盆って知っている?」と尋ねると、京都府民でない方はもちろん知らない方が9割以上ですが、子供のころから京都に住んでいる学生ですら「知らない」「した経験が無い」と答える方も大半です。

せっかく京都に来ているのだからと、この地蔵盆の「コト」をお話すると大抵の学生たちは興味をもってくれました。もし、この学生たちと一緒に「Revive 地蔵盆」活動として取り組むことができれば、大きな革命を起こすことができるのでは?そして、今後も京都の学生たちが中心になって開催することができれば、この地蔵盆を持続可能な年中行事にすることが可能になるのではと考えました。


②「どうやって?」「何をすれば

地蔵盆を開催するにあたって、それぞれの町内会に様々な問題点があります。

昨年の相談会で私が聞いただけでも「人数が少なく子供もいない」「引継ぎが上手くいかない」「町内会費の問題」「マンション自治体との関係性」等と問題は山積みです。しかし、考え方次第でやり方はいくらでもあります。

例えば「隣接する数町内会での共同開催」や「参加者を募ってその参加費をとる」等、内容の工夫ややり方次第で解決できるのではないでしょうか?

これらを地域住民たちと一緒になって考え、実際に取り組んでいければ良いのではないでしょうか。


・ SDGsの取り組みとして京都の学生ボランティアを募集する

今回の相談会では学生たちによる「地蔵盆・夏祭り相談会」と位置づけ、それぞれのグループが「Revive 地蔵盆」を目標とした上で、まずは町内会の問題点や相談事を聞いていけるような場にしようと考えております。

その後、各グループが問題解決案を作った上でそれぞれの町内会にフィードバックするだけでなく、担当した町会の地蔵盆にボランティアとして参加しお手伝いをして成功することができれば、そのグループのSDGs目標達成とする。


・ この京都の学生たちのボランティア活動を京都の企業が応援する

大小にかかわらず京都の会社経営者なら「Revive 地蔵盆」の趣旨を理解した上で、このような学生たちの活動を応援してくださるのは当然だと思います。

そしてこの活動にご協賛やご協力をいただくことにより「ALL KYOTO」京都独特の伝統行事を新しい形で蘇らせることが可能となります。

そして、企業の新しい人材発掘の手段にもなるのではと考えます。



③「どこで?」

地蔵盆行事を開催する場所?これも大きな問題です。

一つの町内会でこじんまりと開催するのであれば問題ないのですが、「新しい形の地蔵盆」としてより多くの町内や自治体が参加できる行事にしていくのには、より広い場所が必要となります。


・ 幸いにも京都には神社仏閣が多数点在しております。これらの1区間を年に1~2日間お借りすることができれば、地域の住民が集える最適な場所になることは間違いありません。神社さまやお寺さまにとっても、地域住民との親睦を深めるきっかけになるのではと勝手ながら考えております。


①~③で「住み続けられるまちづくり」「パートナーシップで目標を達成」この2つのSDGsを目標とし、オール京都での「第2回地蔵盆・夏祭り相談会」を開催いたします。